今回は【ストリップ階段】についてご紹介します。

ストリップ階段とは、階段の骨組みと段板のみで作られている階段のことです。
段板同士をつなぎ合わせる踏込み板が取り払われていることで、空間が生まれ開放的になることから「ストリップ階段」や「スケルトン階段」などと呼ばれています。

最近では、モダンインテリアに欠かせないアイテムとなりつつあり、デザイン性と安全性を両立したものから、手すりなどを最小限に抑えたデザイン性重視のものもあります。

★メリット★
・開放的な空間をつくれる
踏み台と骨組みだけで出来ており、階段を設置しても視界が開けるため、実際の面積よりも家が広く見える上に開放感が生まれます。
吹き抜けとの相性もいいので、空間を開放的に見せたい方にはおすすめです！

・光を部屋の中に入れることができる
通常だとカットされてしまう光も、ストリップ階段なら入りやすくなるため、部屋を明るく見せることが出来ます。
暗くなりがちな北側やリビングに設置することで、部屋の印象を大きく変えられます。

・窓がある場所でも設置することが出来る
壁に埋め込まず、独立した仕組みになっているため、大きな窓があっても階段を設置できる上に、窓からの光もしっかり取り入れられます。
大きな窓の横にも設置できるので、間取りの幅も広がります。

★デメリット★
・落下の危険性が通常の階段より高くなる
隙間が大きいため落下の危険性が通常の階段より高くなってしまいます。
小さいお子さんがいる場合は心配ですが、勾配を緩やかにしたり手すりを細かく入れたりすることで予防ができます。

・階段下の用途が絞られる
壁に埋め込んでない分、階段下のスペースも開放感があり収納としての機能を発揮しづらいので、階段下の用途を絞る必要が出てきます。
収納スペースとして利用せずに観葉植物や雑貨を置くスペースを利用するのもいいでしょう。

・コストが高くなる
開放感があり、おしゃれな見た目をしているストリップ階段は、通常の階段と異なり見える部分が大きいです。
綺麗な材料を使うことも多いので、加工の手間からもコストが高くなる傾向にあります。

階段全体を見せる場としてデザインすることで、家の印象や光の入り方による明るさなどが変わるため、階段も時間をかけて選ぶことをおすすめします。

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